舞始め
1月1日 午前7時半頃より
勘太夫社中は滋賀県大津市「建部大社」にて一年の舞始めを行う。
社中は元旦より四月下旬までを近江の国(滋賀県)、六月下旬~七月下旬を和泉国(大阪府)、八月中旬~九月下旬を備前国(岡山県)、九月下旬~十月下旬を河内国・和泉国(大阪府)、十一月初旬~十二月初旬を備中国(大阪府)を巡行する。
一年の巡行に先立ち、新年最初に奉納される舞始めの神楽であり、社中が一年の回檀(部落内一軒一軒のお祓い回りの意)で出会う全ての人々の無病息災を祈念する。
江州の回檀
一月から四月に掛けて、勘太夫社中は滋賀県を回檀する。大津市・栗東市・草津市・野洲市・守山市、そして勘太夫家先祖代々の回檀先である長浜市を檀那場としている。守山市を始め各集落の回檀日程が昔から変わらず守られている地域が多く、江戸時代まで徒歩で各集落を歩いた名残りが現在まで残っている。
△長浜市大路町『湯次神社』にて約60年ぶりに総舞を奉納(2015年)
△守山市勝部町『火祭り交流館』にて200年ぶりの自治会館新築に伴い総舞奉納(2017年)